田舎のオタクとSixTONESとの出会い

今日も暑いですね。今頃SixTONESのみなさんはTDCホールでキラキラのステージの最中だと思いますが、わたしは田舎でセミの声を聞いています。(書き終えた今ストパラは終了しています)

非常に手持ち無沙汰なのでずっとやってみたかったはてブロに手を出しました…はちゃめちゃに長いくせになんのおもしろみもない文章です。

 

 

わたしが京本大我くん、ひいてはSixTONESにはまった経緯を書こうと思います。めっちゃ昔の話だけど。

 

 

時は2012年。わたしの地元では夜中のドラマ枠が1クール遅れて放送されていました。田舎だからね。

ジャニオタ兼AKBファンの姉が見始めたのが、

私立バカレア高校でした。

 

少クラはキスマイさんたちのころから姉とともに見ていたのでのちにバカレア組と呼ばれる6人のことはなんとなく知っていて、なんとなく見始めました。

正直「演技不慣れ感がすごいな(笑)」ぐらいで見てました(失礼の極み)

 

しかし出会ってしまった、

 

 

5話!!麻耶の回!!!!!

 

あっ、京本大我さん演じる寺川麻耶くんのことね。ドラマ自体のメインは北慎なので麻耶さんそれまであんまり喋ってなかったんですけど、麻耶さんメインの回がきてしまったんです。

幼少期から可愛い顔だったため女のように育てられ、「女」と言われると我を忘れて怒ってしまう麻耶が、逆に「女らしく」生きることを強要されて苦しむ小百合(AKB光宗薫さん)の悩みを聞いてあげるお話。

まっっっっっっっっじで顔がいいです。美しい。驚いた。

あと、ちょっと高くて控えめな声がまた最高。

小百合と二人で歩いてる時に敵高のヤンキー達に出会ってしまって、スッと小百合より前に出て控えめに手でかばうところとか、

最後に屋上に迎えにきた仲間達に向かって控えめにピースするところとか、

控えめに言って死んだ。

麻耶控えめすぎでは?(笑)

控えめな凜としたキャラがもう似合う似合う!!!この役に大我さんを起用してくださったスタッフさんには永遠にハム送り続けたいです、住所教えて〜〜〜〜〜〜!!

とりあえずどうにかして5話をみてください。そしてわたしに感想送ってください。全力で返信します(?)

 

そんなこんなでバカレア組に興味を持ったわたし。

再び少クラも見始めたわけですが、

なにあの人たち?!???!!!!?天才か?!?!!!???!?!?!!?

キラッッキラでギラッッッギラで勢いがあって。6人のパフォーマンスに引き込まれました。常に自信に満ち溢れていて、人気も実力もそれを後押ししていて。

ああ、この人たちのことずっと見ていたいなあ、応援していたいなあ、この人たちがでビューして全国に知られるところを見たいなあ、

そんな気持ちになりました。

あっ、特に好きだったのはJAMが入ったメドレーとシンデレラクリスマスです。いつの回かは覚えてないし動画も持ってません(くそ)動画を持ってる方がいたらぜひ送ってください…

 

ジュニア初のサマリーが決まり、雑誌の表紙を飾り、バカレアが映画化し、どんどん階段を駆け上がっていったバカレア組。田舎の中学生にはお金も時間もなく、映画を見に行くくらいしかできなかったけれど、もうすぐデビューだなあ、そしたら露出も増えてたくさん見られるようになるなあ、なんて少し期待していました。

 

 

でも、現実はそんなに甘くなかった。

 

 

いつのまにか少クラに6人一緒に出ることはなくなった。ほくじぇが2人でセンターをはることが増えた。大我さんも他のメンバーも、バカレア以前と同じようにいろんなメンツで歌うようになった。登場回数はガクッと減った。

同じ画面に映っても、2人と4人の衣装は違う。立ってる場所も違えば、見ている方向すら違う。そんな風に見えるのはきっとわたしのエゴだろうけれど、とにかくそれが辛かった。

どうして?どうしてバカレア組じゃダメだったの?あんなにキラキラしていたのに。6人でいる時が一番輝いているのに。

そんな風に考えてもわたしにできることなんてない。

別々に歌っている6人は悲しみを押し殺して無理に笑顔を作っているように見えてつらかった。

 

だけど、もっと辛かったのは

「これが見たかった」という声もあったこと。

 

わたしがバカレアにはまって6人で歌う彼らを大好きになったように、

それ以前のユニットにはまってその場所で歌う彼らを大好きになった人もいる。

 

そんな当たり前のことが胸に刺さりました。

京本ラインがあって、Hip!Hop!JUMPがあって、B.I.shadowがあって。わたしの知らないそれぞれの過去がある。

もしかしたらそこが本人たちにとってベストな場所だったのかもしれない。

バカレア組になったことで辛い思いをした人がもっともっといたのかもしれない。

本人たち自身、他のメンバーといる方が自分らしくいられるのかもしれない。

 

「6人の時が一番だ」なんてわたしのエゴだ

 

そんなことを考え始めるとキリがなくなりました。今の状況をどう考えているのかもわからない彼らを見るのがしんどくなりました。

それに耐えられなくて考えることをやめました。

少クラも雑誌も見ることをやめました。

 

 

 

月日は流れ、3年ほど経ってわたしは高校3年生になっていました。

ジュニアって狭い世界だなあと思います。アンテナを張っていないとSixTONES結成という大ニュースすら耳に入って来ない。

きっかけは覚えていないけれど、また6人で活動しているのだということを知りました。

めちゃくちゃ嬉しかった。またあの6人が見られるんだって。

そこからはもう「SixTONES」で検索しまくる日々。結成の経緯、名前の由来、雑誌、少クラ、オリ曲、コンサートレポ。自分でも引くほど情報収集しました。受験生じゃん…勉強しろ……って感じですよねわかる。あれで合格したのマジでどうかしてるな?

でもSixTONESは確実にわたしの勉強のモチベでした。わたしが目指す東京の大学に進学すれば生SixTONESに会える!!って何度思ったかわかりません。

実際合格して東京に出て来て祭りに行きました。誘ってくれた樹担(樹担)ありがとう。SixTONESありがとう。

 

知らないうちにグループになった彼らはわたしが知っていた彼らよりずっと大人で力をつけて、現実を客観視できて、逆風さえも武器に変えてしまう強い強い6人になっていました。いろんな経験をして覚悟ができて、その経緯も辛い気持ちや葛藤さえもきちんと言葉にして伝えてくれる温かいグループになっていました。

正直バカレアだった6人は今より若さと勢いがあったし、あの頃デビューさせてもらえていたら今頃どんなだったかなあと思ってしまうこともある。でもそんなこと考えたって仕方ない。もがきながら自分たちを磨き魅せ方を研究し続けてくれる今の彼らは確実にあの時なかった魅力を手にしている。

 

グループ名までできた今、怖いものはない。デビューするまで、ドームで5万5千人にこの星のHIKARIを歌わせて泣く(泣かなさそうだなあ)彼らを見るまで、死ねないなと思う今日この頃です。

 

と、つらつら書いてきましたが、別に「わたし古参だから!」とか言うつもりはありません。むしろめっちゃ新規です。EXもサマステも未だによくわかってません。バカレア懐古はするけど古参アピールじゃないので好きだな〜ぐらいで見守ってください。

 

この経験を経てわたしが感じているのは、やっぱりオタクはわがままだなあということ。自分が好きな自担が一番で、自分が好きなユニットが一番で。

今のグループ戦国期において、自担が自分の見たくない形で活動しているというオタクはきっとたくさんいる。どこにもぶつけられない思いを抱きながら、自担の幸せとか過去のこととか考えずにはいられない。

そんな風に今の自担を素直に応援できない自分自身に嫌気がさすこともある。

 

オタクのあり方に正解なんてなくて、その不安とか不満とかを抱え共有しながら応援するしかないんですよね。だから自分が好きな自担を愛でて、でもいろんな人がいることを忘れないで、楽しくオタクすればいい。周りに押し付けることも逆に周りに引け目を感じることも必要ないと思います。

なんの話だろう…

 

あとは、好きな人はしっかり応援すること!わたしはバカレアじゃなくなった瞬間にジュニアから離れたから、再結成の感動もみんなが本音を吐露した時の息がつまるような思いもせずにSixTONESと出会ってしまった。せっかくならその感情も共有したかったと反省するんです。辛い時期も受け入れて応援できれば今よりもっと楽しくオタクできたかなあとか。

だからわたしはSixTONESが6人で活動する可能性がある限りできる範囲でしっかり応援します

できる範囲で。周りには別の価値観を持つ人が無限にいることを忘れずに。何を考え、何を発言しようが(他人を傷つけない限り)個人の自由。

 

それを忘れずにSixTONESのオタクを続けていこうと思います。

これからも夢見た未来を叶えるために激しく時刻んでね。

 

わたしへ

何かあったらこれを読んで初心(?)を思い出してください。

 

帰省を優先しストパラを諦めた2018夏のわたしより